2025年8月26日にsoma24名義で配信したニュースレターの再掲。生成AIとコンテンツ品質、HubSpot活用の考え方について、当時の検証や考えを紹介します。
この記事は、2025年8月26日にsoma24名義で配信したニュースレターの再掲です。内容は配信当時のものです。再掲にあたり、一部の表現の調整と説明の補足・訂正を行っています。機能・料金・提供条件や本文中の予定は配信当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
こんにちは、西岡です。soma24ニュースレターvol.22をお届けします。
今週のHubSpotに関する情報をお届けします。
HubSpotのトラフィックソースに「AI リファーラル」追加

HubSpotのウェブサイトトラフィックに新たなトラフィックソース「AI リファーラル」が追加されました。この機能では、AIプラットフォーム(ChatGPT、Claude、Perplexityなど)の既知のドメインを自動的に検出し、レポートに独自のソースカテゴリーとして表示します。
これまでのレポートでは、AI経由のトラフィックは全て「他のキャンペーン」に分類されていましたが、このアップデートで認知度やエンゲージメント、コンバージョンにどのように貢献しているかを深く理解できますね。
もしAI経由のトラフィックに対応するため、カスタムプロパティーを作成し、ワークフローやレポートで対応していた場合、更新したほうが良いかもしれません。
※この機能はベータ版のため、利用する場合「製品の最新情報」にてベータ申請が必要です。またウェブトラフィックデータがさかのぼって再分類されるのではなく、新しいトラフィックのみが今後再分類されます。
ちなみに私の環境で試していますが、まだ分類がされていません...。
生成AIでコンテンツを作るとき、人は何を担うのか
Web担当者Forumに掲載された、StoryHubの田島氏とDMMの渡辺氏による、生成AIとコンテンツ品質についての対談記事を読みました。
内容は、以下の通りです。
対談では、一次情報をもとに企画を作ることや、生成された原稿を人が見直すことの重要性が語られています。AIで作業を省力化する際にも、読者に何を届けたいかを考える必要がある、という点が印象に残りました。
以下は記事を読んだ私の要約と感想です。詳しい発言や文脈は元の記事をご覧ください。
対談で問題として挙げられていたのは、誤字や明白な誤情報だけではなく、独自の情報や読者にとっての価値が乏しい記事が増えることでした。
僕自身も、コストを下げることだけを目的にすると、取材や実体験など、その記事ならではの材料を集める工程が薄くなりやすいと感じます。
一般的な説明も必要ですが、読者が知りたいことに答えているか、具体例や根拠があるかを見直したいところです。
企画と最終確認を人が担う、という考え方は、HubSpotでコンテンツを作るときにも参考になります。
まずは誰に何を届けたいのかを決め、自分たちの実体験、取材、検証結果などを材料として用意する。ここを大事にしたいですね。
そして生成された原稿を読み直し、事実関係や読みやすさ、自社の考え方と合っているかを確認します。
ここからは、その考え方をHubSpotでの運用に引き寄せて考えてみます。
コンテンツ編集で比較したい機能
「StoryHub」は、コンテンツ制作を一気通貫で支援する国産のオールインワンAI編集アシスタントツールになります。
アシスタントと付けているところが個人的に好感です。
対談では、StoryHubの素材をもとに原稿を作る設計や、日本語表現の確認が紹介されています。自社の編集手順に合うかを確認する際の参考になりそうです。
なお、当時の記事には今後提供予定の機能も含まれていました。予定と提供済みの機能は区別し、現在の提供状況は公式情報で確認してください。
ツールを選ぶ際には、文章を生成できるかだけでなく、材料の管理、校正、出典の確認、承認の流れまで見ておきたいところです。
ここでは両製品を同じ条件で比較検証していないため、どちらが高品質な原稿を作れるかは判断できません。自社の原稿と確認手順を使って試すことが必要です。
Breezeコンテンツエージェント(Content Hub)だからできること
Breezeコンテンツエージェントでは、利用できるプランと設定の範囲で、ブランド情報や参照資料を使ったコンテンツ作成を支援できます。企業らしさが自動的にすべて反映されるわけではないので、材料の用意と出力の確認が大切です。
StoryHubと異なるのは、HubSpotが単なるAIコンテンツアシスタントではなく、CRMプラットフォームに統合されたシステムの一部だという点。HubSpotもコンテンツ作成時に一次情報を追加できますが、その情報はどこか別の場所から探し出すものではなくHubSpot内部から持ってくることができます。プロパティー内のデータはもちろんのこと、営業のミーティングデータ、コンタクトのエンゲージメントなどの生データがあります。(最近のアップデートでGoogle DriveやOneDriveといった外部ツールとも直接連携できるようにもなっています。)
そして、BreezeだけでなくContent Hub全体で見たときに生成されたコンテンツはそのままブログ・ランディングページといった記事コンテンツやメール、SNSへのスムーズな転用が可能です(機能:コンテンツリミックス)。
HubSpot内の情報や配信先とつなげて運用したい場合は、その一連の作業がどこまで行えるかを確かめると、選びやすくなりそうです。
どのツールでも「入口と出口は人間が管理」は変わらず
どのツールを選ぶとしても、企画と公開前の確認を人が担うことは大切です。
原稿作成や表現の確認を支援する機能があっても、事実や権利関係の確認が不要になるわけではありません。
一方、BreezeはCRM内の豊富な一次情報を活用できる入口と、HubSpotそれ自身が持つCMSとしての機能と各種SNSとの連携など、マルチチャネル展開を前提とした柔軟な出力という出口を提供します。
AIツールの機能と、人が用意する材料や判断を組み合わせて、読者に役立つ内容を作っていきたいですね。
今回のsoma24レターはいかがでしたでしょうか?
今回の情報が、皆さんのHubSpot活用の一助となれば幸いです。ぜひ、今回ご紹介したHubSpotの新機能を試してみて、その効果を実感してください。
同僚やお客様のHubSpot活用にも役立ちそうでしたら、この記事をご共有いただけると嬉しいです。