2025年6月24日にsoma24名義で配信したニュースレターの再掲。入力しないSFA(HubSpot版)とリストアップデートとURLプロパティーについて、当時の検証や考えを紹介します。
この記事は、2025年6月24日にsoma24名義で配信したニュースレターの再掲です。内容は配信当時のものです。再掲にあたり、一部の表現の調整と説明の補足・訂正を行っています。機能・料金・提供条件や本文中の予定は配信当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
こんにちは、西岡です。今日もHubSpotのアップデート情報と前回お話しした入力しないSFAをHubSpotで実装することができるのかという検証結果を報告します。
HubSpotの新機能
リストの平均Eメール開封率とクリックスルー率

要するに、レポート画面に行かなくても、リストビューの一覧画面でリストごとの開封率・クリックスルー率を確認することができるようになりました(もちろんリストに何人コンタクトがいるのかもビューで見れます)。
注意点としては、配信対象として選択したリストのみデータが表示されること。試しにリストの中から、特定の会社所属の人だけ抜き出してデータを見ようとしましたが、表示されませんでした。
※この機能は誰でも利用できます。
URLプロパティー(公開ベータ)

少し前ですが、新しいプロパティータイプとしてURLが作成できるようになっています。これまでは「ウェブサイトのURL」などHubSpotが提供している限定的なものしか使えなかったのを、新規で作れるようになったということです。
データを入力すると、URLプロパティーに入力されたデータの先頭に「https://」が自動的に付加されます。このURLプロパティーの値は、画像のようにCRMでクリック可能なリンクとして表示されます。

ただ注意点としては、URLプロパティーはフォームではまだサポートされていません。なので、例えば、「SNSの代理店が問い合わせフォームで今運営しているアカウントのURLを教えてもらう」といったときには"単行テキスト"で入力してもらって、入力後、ワークフローでURLプロパティーに入れ直すという手間が発生します。
※この機能は誰でも利用できます。
※画像の会社の最新ニュースはあくまでサンプルです。そのままのURL形式を真似てもGoogle検索で「HubSpot」の検索結果が出るだけです。
※上記やりたい場合は、ワークフローのAIアクション「会社ニュースを調査」の方が良いかもしれません。
入力しないSFAの検証
先週の展示会の話の続きになりますが、SFAの話です。HubSpotの真正面に構える某ディズニーのランプの魔人と同じ名前をした会社が「入力しないSFA」というキャッチコピーで来訪する人に声がけしてました。
内容としては興味があったので、話を聞いてみたところ「これならHubSpotでもできそうだな」と思ったのが今回のきっかけです。
そもそもの話で言えば、tl;dvを連携していれば、ZoomであろうとGoogle Meetであろうと、HubSpotのコンタクトのアクティビティーに議事録が自動的に連携・保存されます(tl;dvとHubSpotの連携)。

今後の製品アップデートで、tl;dvを噛ませなくてもZoomやGoogle Meet(具体的にはGemini?)から直接インポートできるようになるのも時間の問題だとは思いますが。
なので今回は、このタイムラインのNoteから特定の情報をHubSpotプロパティーに入れていくことを想定したいと思います。
ケース:HubSpotの新規導入、初回面談
今回のケースはHubSpotの導入を検討しているIT企業との初回打ち合わせです。ミーティングの内容(要約)がHubSpotに入ったのをトリガーに、今後取引を進める上で重要な情報をプロパティーに自動入力するようにワークフローを設定していきます。ちなみに今回の取引に紐づけられた打ち合わせのメモが以下になります。
※サンプルテキストは全てChatGPT製です。
今回の打ち合わせ要約メモ
【打ち合わせ議事録(要約)】
日付: 2025年6月24日
参加者:
-
クライアント:○○株式会社(IT事業会社)マーケティング責任者、営業マネージャー
-
コンサルタント:●●コンサルティング HubSpot導入支援担当
議題: HubSpot導入に関する初回ヒアリング・ニーズ確認
主な内容:
-
会社概要と事業説明
- 主にSaaSプロダクトを提供するIT企業
- 年商約10億円、従業員数約80名
- マーケティングと営業活動は現在、スプレッドシートと複数ツール(MA、SFA、カスタマーサポート)で分断されている -
現状の課題感
- リードの獲得はできているが、リードナーチャリングと営業連携に課題
- CRMが分散しており、営業・カスタマーサクセスとの連携が非効率
- 顧客対応履歴の一元管理ができていないため、商談や契約の見落としリスクあり -
HubSpotへの期待
- マーケティング〜営業〜カスタマーサクセスまでの統合管理
- 営業活動の可視化とリードのスコアリングによる効率化
- 顧客とのコミュニケーション履歴の一元化 -
その他確認事項
- 予算感は未定(上長承認が必要)
- 他のMA/SFAツールとの比較検討中(例:Salesforce、Zoho)
- 導入スケジュールは「年内に開始」が理想
Breezeに依頼
Breezeに依頼では取引のメモにこんな情報があったら引っこ抜いておいてと命令しておきます。依頼する際には、欲しい情報の形式を「アクション出力」で出しておきましょう。今回は全て文字列にしています。

今回使用したメッセージ
初回打ち合わせの内容を要約した議事録になります。このメモから以下の必要な情報を抜き出して、プロパティーに保存してください。
導入目的とKPIの明確化
- HubSpotで解決したい具体的な業務課題と、導入後にどういった成果を目指すのか(例:リード育成率、商談化率など)
→output_1
予算の上限と決裁プロセス
- どの程度のコスト感であれば意思決定可能か、また決裁者の確認(次回参加の必要性も)
→output_2
既存ツールとの連携・移行範囲の確認
- 使っているSFA/MA/CSツールの具体名とその機能、どこまでHubSpotに統合したいか
→output_3
導入スケジュールと希望するサポート体制
- いつまでに導入を完了したいか、内部に運用体制があるか、外部サポートの必要性など
→output_4
Breezeに依頼-アクションをテスト
実際にどんなデータが取れるのかはテストをする必要があります。テストを実行したところ、無事に成功したようです。

Breezeに依頼-アクションをテスト
実際にどんなデータが取れるのかはテストをする必要があります。テストを実行したところ、無事に成功したようです。設定したアクション出力に、欲しい情報が各種当てはめられています。
レコードを編集
上記で終わりではありません。アクション出力に入った情報をプロパティーに入れるアクションが必要です。レコードを編集を選択し、入力したいプロパティーとそのプロパティーに入れる値(アクション出力)を選ぶ必要があります。

これでBreezeが出してくれた出力結果をプロパティーに入れることができます。このアクションは、出力結果の分だけ作成する必要があります。今回のケースでいえば、4個アクション出力を作ったので、「レコードを編集」を4つ用意しなければいけません。しないとプロパティーに値が入らないので。
結論
HubSpotに議事録あるいは文字起こしの原文をメモかミーティング(あるいはコール?)に登録さえできれば、あとはワークフローで自動化は可能そうです。その登録もtl;dvやGoogle、Zoomによって無理なく実行できる環境が整っています。
今回は全て文字列で処理をしましたが、日付や列挙型を使いこなすことで、よりCRM上のデータをクリーンな状態で維持管理できそうです。
皆さんもこれを機に「入力しないSFA」、HubSpotで始めてみませんか?
今回のsoma24レターはいかがでしたでしょうか?
今回の情報が、皆さんのHubSpot活用の一助となれば幸いです。ぜひ、今回ご紹介したHubSpotの新機能を試してみて、その効果を実感してください。
同僚やお客様のHubSpot活用にも役立ちそうでしたら、この記事をご共有いただけると嬉しいです。